カメラ :光学8K
赤外線 :30万画素 (640✕512ピクセル)
耐風性 :17m/s
飛行時間:20〜38分
4ストリング分の測定結果を1画面に表示
同時I-V特性測定
移動I-V特性測定
ストリング電圧/電流測定
電圧テスタ(開放電圧測定)
デジタル写真の各ビット(1点1点)に対象物からの放射熱情報を記録したものが赤外線写真です。
放射熱のデータはカメラとの角度が大きいほど精度が下がります。中心からプラスマイナス30°以内の角度の部分のみのデータを使用するのが理想的。最低でも45°野角度までの範囲のデータ採用にとどめます。
温度データを一定の温度の幅別に色付けしたものが赤外線カメラで撮影した画像です。
太陽光発電のパネルは太陽光が当たると温度が上昇しますが、発電で温度が上昇しているわけではありません。温度が上昇しすぎると逆に発電効率が下がってしまい、発電量が下がります。最適な発電効率は25°前後のものがほとんどですので、冬場のほうが発電効率的には最適な温度になります。
太陽が均等に当たる状況では、どのパネルもほぼ一定の温度になります。撮影位置からの距離で多少の判定誤差はありますが、変化を可視化すると徐々に変化するように見え、発電状態は正常と判定できます。
一方、パネルの一部に急激な温度変化があると、滑らかな色変化に乱れが現れ、何らかの異常があることが確認できます。
写真の画像と設計図などの情報を比較し、赤外線の色変化に乱れが起こる原因を調査し、構造的な理由や、表面の局地的な汚れ等の理由がない場合は、内部に変化を起こす要素があると判断します。
内部に変化があると判断する場合は、発電電流のデータと比較し、パネルの発電異常が発生しているか確認することで、発電異常のパネルを特定する事ができます。
サンプルの写真では温度差10℃程度の乱れが1枚のパネルに見られましたが、設置図の調査で配線集中箇所であり、裏面の温度が表面に現れており異常ではなかった事例です。異常ではありませんが赤外線が僅かな温度の変化も可視化できる事例です。
4Kから8Kに画素数が上がるとおよそ4倍のピクセル(点)数になりより細かい画像情報が得られます。
4Kから8Kに画素数が上がるとおよそ4倍のピクセル(点)数になりより細かい画像情報が得られます。
13.3m✕7.5mの住宅を8Kで撮影すると1ピクセルの大きさは約1.7mm✕1.7mmになります。およそ2mm以上の傷や、汚れは画像の乱れとなって現れてきます。
全体画像では分からない瓦の損傷具合も拡大すればはっきりと写っています。高度を下げて数枚に分割すれば、更に微小な傷も判別が可能です。
IVカーブ測定は発電電力を測定します。
直列に接続された太陽光パネルの1つのラインが実際に発電電力としてパワーコンディショナーに入力されている電気を測定します。入力電力から電圧が最大まで変化した場合に電流の変化を波形として表示します。
IVカーブ測定は、直列に繋がれたパネルの中に、発電を停止、ホットスポットを発生、内部破損などで本来のスペックを発揮していないパネルがあれば、データ表示の乱れとなって現れます。
その場合は、発電電力の最高電圧が本来のスペックを満たさないため、異常パネルが存在することがデータから抽出できます。
この検査では異常パネルが存在することは判別できますが、どのパネルなのかは1枚ずつ別の検査が必要であり、パネルに直接接触する検査のため住宅用設備では時間も費用もかかってしまいます。
ドローンでの赤外線撮影画像があれば、異常パネルは可視化できるために、IVカーブ測定の結果を合わせることで、異常パネルを特定できます。
点検項目以外でも、太陽光発電に関すること、ドローンに関すること、雨漏りに関することなど、どんなことでも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。
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