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ご家庭の郵便ポスト

2022年05月14日

今までは、そう気にしていなかったのですがご家庭を訪問する機会が増えて、郵便受けのタイプの多さにちょっと驚きました。

まずは築50年以上の世代

旧スタンダード赤

築50年以上のお宅に多いのは赤いスタンダードなタイプ。郵政型と呼ばれているらしく、民営化前の昭和の香りがするポストですね。

ほとんどが玄関横に設置されているので、配達員は門の仲間で入って行かざるを得ないのですが、昭和世代は気にしませんよね。

郵便物は入れやすく、取り出しやすいのですが密閉製は全くなく、耐久性もあまり期待できないので、壊れかけのお家も多いみたいです。

雨の日は設置場所によっては中までびっしょり、ってのも多いようです。

郵便配達の方は入れやすいので好きなんじゃないでしょうか。

錆防止のステンレスタイプも結構多く設置されています。

同じく築50年以上のお宅に赤いポストに負けずに多いのが、玄関ドア横の郵便受けです。当然上と同じく配達員は玄関まで到達します。

ほとんどのご家庭が裏面に何も付けてないので、放り込まれた郵便などは玄関のタイルの上などに散乱してしまいます。

気遣って郵便物を挟み込む配達員も多いみたいですが、前の郵便物が挟みっぱなしだと入れるのがちょっと大変だったりします。

上の赤いポストに比べて、ちょっと洋風のご家庭の玄関に設置されているケースが多いのですが、扉のバネが強いのが多く、郵便物は結構入れにくいです。

防犯上の観点からその後の世代は設置される住宅は少ないようです。

玄関ドア横にある郵便受け口

次に築40年から30年くらいの世代

ステンレス製ポスト

この世代の住宅に圧倒的に多いのがステンレス製の横長ポストです。投入口にバネ式の蓋がついていたり、細い投入口が空いているだけのものなどがあります。

入り口の門の脇に設置されている場合がほとんどで、それまでの2つから、門の中に入らないでという意志が世代的に芽生えた感じを受けます。

ただ密封性はそれまでと同じくさほど期待できないので、雨の日は雨水が結構侵入してきて、郵便物を放置しているとグッチョリと濡れるケースも多いようです。

バネ式蓋なしタイプは投入がスムーズなので配達員は喜びますが、バネ式蓋の硬さはまちまちで、硬いタイプはちょっと入れにくいですね。

築20年の世代からタイプが豊富になってきます

アメリカンタイプ

割に多いのが、アメリカンな縦空きドーム型です。お家へのこだわりが強く、アメリカにかっこよさを感じる世代にウケる形で玄関とかの雰囲気に合わせてブリキ型や鋳物型などさまざまなタイプがあります。

投入口があるタイプと前面を引っ張って開けるタイプがあり、投入口があるタイプは全体的に口の幅が狭めで、ハガキサイズがギリです。前面開けもできるので、配達員はほぼ前面開けで投函しますが、片手で開けれる硬さならいいのですが、硬いと両手で開けるので手間が要る場合があります。

これまでのモデル同様に防水性は低いのですが、口が空いていないので、少々は防水が効いていて中に水が浸透してビチョビチョにはなりません。

ポーチタイプ

同じく多くの住宅に設置されているのが、ポーチタイプです。

煉瓦造りなどの欧州風の建築の場合にマッチしますので、結構な確率で設置されています。

上面開けで投入するので、アメリカン同様蓋が硬いと両手を使うので、ちょっと手間がかかります。何通も持ってる状態で、上手く開けるのにはコツが要りそうです。

蓋が大きいので、密封性は低いのですが防水効果は高く、水の侵入は少なく郵便物が濡れるのも少ないと思われます。

ポーチ型と趣向は同じだと思われますが、オリジナルの家形のポストの設置も目立ちます。

輸入などで、欧米から取り寄せた一品ものっぽい感じで住宅地などではご近所さんとは絶対に被らないタイプですが、形は違えど同じ系統はよく見られます。

個性的な生活を演出するには良い形で、木製のものが殆どで、たまにブリキ細工のこれまた欧米風の物が設置されています。

こちらの木製のものは防水性は期待できず、物によっては普通に雨漏りしています。塗装が剥げてくると木材の痛みも激しいので、長く使うのには手入れが必要です。

比較的投入口が空いているタイプが多いので、郵便物入れやすい構造が多いのも特徴です。

ガラリと変わるのが築10年未満の世代です。

ダイヤル鍵付き

この世代から急に登場し出すのが、鍵付きです。

それまでの郵便受けに鍵がついているのは稀で、それも後付けの南京錠だったりしたのが、ダイヤルロックなどがついたタイプの採用率が半端じゃなく高くなります。

あからさまにダイヤルが外に出ているものや、上面の投入口の蓋を開けるとロックがあったりと、取り付け方法は違うのですが、ロック機構が付いています。郵便物の盗難などがニュースなどで流れたり、ストーカーが郵便物持って行ったりとか、それまでの世代にはなかった時代の流れが反映されているようです。

思春期のお子さんをお持ちのご家庭もこの世代には多いと思われるので、普及するのも納得です。

また、密封性も急に高くなり、防水効果も高いものが殆どで郵便物が中で濡れることはほぼない機構になっています。

上から入れる方式が殆どですが、蓋はそれほど固くなく(多分新しいから)郵便物の投入はそれほど困難なケースはありません。

鍵付きのタイプの発展系で、最近はかなりデザイン製の高いスタイリッシュなタイプが設置されています。

住宅のデザインや門のデザインにマッチさせたデザインも多く、カッコいいものがたくさん取り付けられています。殆どが鍵付きで投入も上面部が蓋になっていて、開けると投入口が見えるのですが、たまにスタイリッシュすぎて何処が開くのか全くわからないモデルもあります。

蓋の動きが硬かったりすると本当に何処から入れるのかが全くわかりません。

初めてくる配達品の方は結構苦労すると思います。

同じタイプの経験があれば、学習できますが全く初めての場合は少々時間がかかってしまいますね。

防水効果はもちろんしっかりしています。

スタイリッシュタイプ
縦型

そしてこの世代から突然出てくるのが、縦入れ型の郵便受けです。

ほとんどが門に埋め込みタイプか、門の横にボックスを立てかけるタイプです。

それまでの横型に比べて圧倒的に省スペース化が達成できており、細い門柱でも埋め込めるので、設置場所のバリエーションが増えます。

しかし、この縦入れ型に限ってですが、築50年世代にあった玄関扉横に埋め込み設置が復活しています。

ただ、玄関扉からはかなり離れて設置されていたり、ノブ側ではなくヒンジ側に設置されていたりと、防犯に対しての何かしらの防止効果を考えてあるように思われます。

ユニットタイプなので、そこから扉を開けるのは不可能だと思われますが、気持ち的なものもあるかもしれません。

このタイプに特徴的なのは投入口の蓋のバネがやたら硬いことです。確実に投入後に蓋を閉めたいのと、防水効果を確実にするために固く閉まるような構造なのだと思われますが、投入するのがかなり難しいと思われます。

薄い葉書だけや広告なんかだと結構苦労します。

封書などのある程度の厚みがあると押し込みやすいのですが、入口が蓋の分もあって細いので、分厚い封筒は注意が必要です。新聞なんかもギリな感じです。

ほぼ間違いなく両手作業になるので、何通も持っての投入は上級者向きです。

殆どの方は興味がないかもしれませんが、今までに知らなかった事でしたので色々と書いてみました。

あくまでも私個人の感想と考察ですので、郵便配達員さんなんかは既にご存じのことだと思います。

ただ、時代によって形が変わるのは考え方が変わることにも要素があるのを感じる ”モノ” でしたので色々と考えながら書いてみました。

点検業務には関係ないですが、皆さんのご参考になれば幸甚です。

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