太陽光パネル1枚が損傷しても、日々の売電価格からするとそう大きくはないと思われがちです。特に10年目のFIT法の対象が終了した場合は、売電単価が大きく下がり、月間の買取価格を見て大きく落ち込まれた方も多いと思います。
特に近年は電力会社の買取りのメリットが年々さがり、毎年下がる傾向にあります。また、パネルの能力も年数が経って設置当初ほどの発電量を稼ぐことができなくなっており、全体的に発電量が下がっていることが、1枚の損傷なのか、劣化なのかをわかりにくくしております。
しかし、最近時の原油価格高騰から電力会社各社が電気料金の値上げを打ち出している状態で、これからもまだまだ上がることが容易に予想されます。
その場合は、太陽光パネルの発電を自家消費に回す量を増やすだけで、実は大きなメリットが得られます。特に、昼間在宅の場合のご家庭なら、発電量より消費量が多いのであれば昼間で全量消費も可能です。
ただ、そこにせっかくの自家消費のプランがパネルの損傷を抱えたままだとメリットが大きくg下がります。

2015年設置のケースで、7年目に故障したと仮定してのシュミレーションです。年々の積み重ねで差額が広がり、設置20年を迎える頃には25%以上の差が発生しており、大きな損失を招いています。
詳しくは、「太陽光発電の点検するタイミング」のページに記載しておりますので、一度ご覧になってください。
発電量が気になる場合は、一度ご相談ください。設備の能力と日々の発電量からある程度の状態は予測できますので、点検の必要性などのアドバイスをいたします。